甲状腺疾患
甲状腺ホルモンの分泌バランスが崩れてしまう病気です。
お気になられる項目がある場合はご相談ください。当院内分泌内科外来でお手伝いさせていただきます。
ホルモンが過剰な場合の主な症状
- ☑脈が速い・動悸・息切れ
- ☑多汗・暑がり
- ☑手指のふるえ・筋力低下
- ☑食欲亢進・下痢・腹痛
- ☑生理不順
- ☑よく食べているのに体重が減る
- ☑精神的高揚・イライラする、精神不安定、集中力の低下
- ☑疲れやすい、不眠
- ☑微熱が続く
- ☑骨粗鬆症
ホルモンが低下した場合の主な症状
反対に低下すると下記の症状が出ます。
- ☑倦怠感や続く疲労感
- ☑無気力
- ☑体重増加
- ☑四肢のむくみ
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの分泌が低下することで、倦怠感、無気力、体重増加、むくみなどの症状が現れます。
血液検査で診断し、ホルモン補充療法で改善を図ります。
甲状腺機能亢進症
甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、脈が速くなる、動悸、息切れ、多汗、手指のふるえ、体重減少などの症状が現れます。
橋本病(慢性甲状腺炎)
自己免疫により甲状腺に慢性的な炎症が起こる疾患です。
甲状腺機能が徐々に低下する場合があり、定期的な経過観察が重要です。
びまん性甲状腺腫
甲状腺全体が腫れる状態で、ホルモン異常の有無を含めた精査が必要です。
副甲状腺疾患
副甲状腺はカルシウム濃度を調整する器官です。
機能亢進により血中カルシウム濃度が高くなると、さまざまな症状が生じます。
副甲状腺機能亢進症・高カルシウム血症
- ☑のどの渇き
- ☑食欲低下
- ☑胃潰瘍
- ☑腎臓結石
- ☑骨折しやすくなる
骨粗しょう症の原因となることもあります。
副腎疾患
腫瘍によるホルモン過剰産生で血圧や血糖値が急上昇することがあります。
治療は内服薬での調整、必要に応じて手術を行います。
原発性アルドステロン症
副腎からアルドステロンが過剰に分泌されることで高血圧を引き起こします。
通常の降圧薬で血圧が下がりにくい場合に疑われる疾患です。
副腎偶発腫瘍(インシデンタローマ)
他の検査で偶然発見される副腎の腫瘍です。
ホルモン産生の有無や悪性の可能性を精査し、経過観察や専門施設への紹介を行います。
軽度では「元気がない」程度に見過ごされる副腎皮質機能低下症・アジソン病があります。
痛風・偽痛風
痛風
血中尿酸が結晶化し関節で炎症反応を起こします。
治療は抗炎症療法と食事療法による尿酸値コントロールを行います。
偽痛風
ピロリン酸カルシウムが結晶化し、尿酸値は正常ですが痛風様の症状を繰り返します。
消炎鎮痛剤で対処可能ですが再発が多く、重症時はステロイド治療が必要です。
高血圧症
高血圧症でお悩みの方へ
健康診断で「血圧が高いですね」と言われたものの、
- ☑自覚症状がないから大丈夫
- ☑少し高いだけだから様子を見よう
- ☑薬を飲み始めると一生やめられないと聞いた
このように考え、そのままにしてしまうことが多いかと思います。
高血圧症は、自覚症状がほとんどないまま全身の血管に負担をかけ続ける病気です。
早めに治療を始めることで、将来の認知症や脳卒中、心筋梗塞などの重大な病気を予防できます。
高血圧症とは?
高血圧とは、血圧が慢性的に高い状態をいいます。
血圧が高い状態が続くと、血管の内側に負担がかかり続け、少しずつ血管が傷ついて動脈硬化が進行します。
動脈硬化が進行すると、脳・心臓・腎臓など重要な臓器に障害が起こりやすくなります。
健康診断で血圧が高いと言われた場合は、一度医療機関で詳しく評価を受けることをおすすめします。
高血圧の症状
高血圧の最大の特徴は、ほとんど症状がないことです。
そのため、健康診断や家庭での血圧測定で初めて気付く方が多くいらっしゃいます。
血圧が非常に高くなると、次のような症状がみられることもあります。
- ☑頭痛
- ☑めまい
- ☑動悸
- ☑息切れ
- ☑耳鳴り
ただし、症状がないから安心とは言えません。
高血圧を放置するとどうなる?
高血圧を放置すると、血管へのダメージが蓄積し、さまざまな病気の原因になります。
脳卒中(脳梗塞・脳出血)
突然、手足が動かなくなったり、言葉が出なくなったりすることがあります。
後遺症として麻痺や言語障害が残ることも少なくありません。
心筋梗塞・狭心症
心臓へ血液を送る血管が詰まることで発症します。
胸の強い痛みだけでなく、命に関わる状態になることもあります。
心不全
血圧が高い状態が続くと心臓に負担がかかり、心臓の働きが弱くなります。
息切れやむくみ、疲れやすさなどが現れます。
腎臓病
高血圧は腎臓の細い血管にも負担をかけます。
腎機能が低下すると人工透析が必要になることもあります。
認知症
高血圧は血管性認知症をはじめとする認知症の原因となります。
適切な血圧管理は将来の健康維持にも重要です。
高血圧は治療した方がいいの?
答えは「はい」です。
高血圧は早期から適切に治療することで、次のような病気の発症リスクを下げられることが、多くの研究で示されています。
- ☑脳卒中
- ☑心筋梗塞
- ☑心不全
- ☑腎臓病
高血圧の治療
患者さん一人ひとりの年齢や生活習慣、合併症などを考慮しながら治療を行います。
生活習慣の改善
まずは減塩・適度な運動・体重管理・禁煙・節酒・十分な睡眠などを行います。
生活習慣の改善だけで血圧が改善する方も少なくありません。
お薬による治療
生活習慣の改善だけでは十分な効果が得られない場合は、降圧薬による治療を行います。
現在では多くの種類のお薬があり、患者さんの体質や持病に合わせて選択できます。
ただし、ご自身の判断で中止せず、医師と相談しながら治療を進めることが大切です。
健康診断で血圧が高いと言われた方へ
- ☑血圧が高いと言われた
- ☑毎年指摘されている
- ☑家庭で測ると高い
- ☑ご家族に高血圧の方がいる
このような方は、お気軽にご相談ください。
必要に応じて血液検査や尿検査などを行い、高血圧の原因や合併症の有無を確認しながら、患者さんに合った治療をご提案いたします。
浦和駅・与野駅・さいたま新都心駅・大宮区北袋周辺で高血圧のご相談なら
当院では、高血圧をはじめとした生活習慣病の診療を行っています。
健康診断で血圧の異常を指摘された方や、ご家庭で血圧が高い状態が続いている方は、お早めにご相談ください。
浦和駅・与野駅・さいたま新都心駅・大宮区北袋周辺からもご来院いただいており、患者さん一人ひとりの生活スタイルに合わせた治療をご提案いたします。
脂質異常症(高脂血症)
健康診断で「コレステロールが高い」と言われた方へ
健康診断で、
- ☑LDL(悪玉)コレステロールが高い
- ☑中性脂肪が高い
- ☑HDL(善玉)コレステロールが低い
- ☑「脂質異常症」「高脂血症」の精密検査を勧められた
と言われても、「特に症状がないから大丈夫」と様子を見てしまう方は少なくありません。
しかし、脂質異常症(高脂血症)は自覚症状がほとんどないまま動脈硬化を進行させる病気です。
放置すると、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気の原因となるため、早めの診断と適切な治療が大切です。
脂質異常症(高脂血症)とは?
脂質異常症とは、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)のバランスが崩れた状態をいいます。
代表的なものは次のとおりです。
- ☑LDL(悪玉)コレステロールが高い
- ☑中性脂肪(トリグリセリド)が高い
- ☑HDL(善玉)コレステロールが低い
これらの異常が続くと、血管壁に負担がかかり、動脈硬化が徐々に進行します。
脂質異常症の症状
脂質異常症は高血圧や糖尿病と同様に、自覚症状がほとんどありません。
痛みもなく、普段どおり生活できるため、健康診断で初めて指摘される方がほとんどです。
しかし、症状がない間にも血管の老化は進み、気づいたときには重大な病気を発症していることもあります。
脂質異常症を放置するとどうなる?
脂質異常症を放置すると、全身の血管に動脈硬化が進行し、さまざまな病気のリスクが高まります。
心筋梗塞
心臓の血管(冠動脈)が狭くなったり詰まったりすると、心筋梗塞を発症することがあります。
突然の胸痛や呼吸困難を起こし、命に関わることもあります。
狭心症
動脈硬化によって心臓へ十分な血液が流れなくなり、胸の圧迫感や痛みが現れます。
脳梗塞
脳の血管が詰まることで発症します。
手足の麻痺や言葉が出にくくなるなどの後遺症が残る場合があります。
閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)
足の血管が細くなることで、歩くと足が痛くなる、足先が冷たい、傷が治りにくい、などの症状が現れることがあります。
動脈硬化は「見える時代」です
血液検査ではコレステロールの数値は分かりますが、「実際に血管がどの程度動脈硬化を起こしているか」までは分かりません。
そこで当院では、頚動脈エコー(頚動脈超音波検査)を行っています。
頚動脈エコーは、首の動脈を超音波で観察し、次のような点を確認できる検査です。
- ☑動脈硬化の進行状況
- ☑血管壁の厚み
- ☑コレステロールによるプラーク(動脈硬化病変)の有無
- ☑血管の狭窄の程度
頚動脈エコーで治療効果も確認できます
当院では、頚動脈エコーを治療開始時だけでなく、必要に応じて経過観察にも活用しています。
数値だけでは判断できない、次のような変化を実際の画像で確認できるため、治療効果をより分かりやすく評価できます。
- ☑動脈硬化病変が改善しているか
- ☑プラークが大きくなっていないか
- ☑動脈硬化が進行していないか
患者さんご自身にも画像をご覧いただきながらご説明することで、現在の状態や治療の必要性をご理解いただきやすくなります。
脂質異常症の治療
患者さん一人ひとりの年齢や生活習慣、他の病気の有無、動脈硬化のリスクなどを考慮しながら治療を行います。
食事療法
野菜・魚・大豆製品を積極的に摂る、食べ過ぎを避ける、アルコールを適量にするなど、無理なく続けられる食生活をご提案します。
運動療法
適度な有酸素運動を継続することで、LDLコレステロールの改善、HDLコレステロールの増加、中性脂肪の低下が期待できます。
薬物療法
生活習慣の改善だけでは十分な改善が得られない場合や、心筋梗塞・脳梗塞のリスクが高い場合には、お薬による治療をご提案します。
患者さんの年齢や持病、副作用のリスクなどを考慮しながら、一人ひとりに適した治療を行います。