神経内科

多発性硬化症

症状

脳・脊髄のいろんな場所に「脱髄」という炎症を起こす病気です。脱髄が生じる場所により症状が異なるため、症状は非常に多彩です。原因としては免疫系の異常が考えられています。

診断・検査

神経学的診察とともに病歴が重要です。脳・脊髄MRIで脱髄病巣があれば診断に有用です。髄液検査で炎症の活動性を調べたり、他疾患の除外のために血液検査を行います。

治療


急性期の治療

症状が出現した直後には副腎皮質ホルモン(ステロイド)の点滴治療を行います。また、血液浄化療法などを行うことがあります。急性期が過ぎると残存した症状に応じてリハビリテーションなどを行います。

再発予防

多発性硬化症の再発予防には、インターフェロンβの自己注射薬が使われます。
最近、別の種類の内服薬(ジレニア/イムセラ)が認可され、新薬の開発も進んでいます。
一方、視神経脊髄炎の場合にはインターフェロンβは使用せず、経口ステロイド薬や免疫抑制薬による予防加療を行います。
診断、治療ともデリケートで難しい病気です。神経内科専門医を受診してください


神経内科症状別

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